入社を決めた理由

実は就職活動の序盤で、ある大企業に内定をもらっていました。それを辞退して就職活動をやり直すことにしたのは、大きすぎる会社規模が本当に自分に合っているのか、という思いが日に日に大きくなったから。働くのであれば仕事の全体像が把握でき、当事者意識を持てる会社がいい、そう考えていたときにアドテックエンジニアリングの存在を知りました。入社の決め手になったのは、入社時から世界を相手に仕事ができる点。海外営業を志望し、若いうちから責任のある仕事がしたいと思っていた私にとって、非常に魅力的でした。

「海外営業」の仕事とは

現在は中国エリアを担当しており、1〜2カ月に1回は現地へ出張して営業活動をしています。商材である露光装置は高額で、お客様にとっては非常に大きな設備投資となるだけに、投資の経緯やタイミングをしっかり確認して、商談の開始時期を決定しています。また、把握した市場の動向や顧客ニーズは開発や技術部隊にフィードバックし、新製品開発に生かしています。国内にいるときは、見積作成や情報収集のほか、営業パートナーである現地代理店のフォローも。ものづくりをする私たちメーカーと、ものを持たない代理店とは、営業的なプロセスやマーケティングにおいて意向が異なることもあり、コミュニケーションを深めつつ意識の共有を図っています。さらに展示会への出展準備など、日々多岐にわたる業務に取り組んでいます。

文化も商習慣も異なる中国市場で奮闘

当社にとって、中国は非常に重要な市場です。会社が私を信頼し中国エリアを任せてくれていることについて、嬉しさと同時に大きな責任も感じています。スピード感を最重要視する中国では、日本的な慎重さでビジネスを進めれば受注できません。また、価格競争力の高い中国メーカーが相次ぎ参入しており、今は目の前の仕事に必死で食らいついている状況です。ただ露光装置は現在世界的に高い注目を集めている、半導体製造の後工程分野に関わる製品。そうした分野で仕事ができる充実感がありますし、実力を発揮できれば、おのずと世界に通用する人材になれるはず。プレッシャーはありますが、一つひとつの仕事を誠実に積み重ね、お客様の要望に応えられる営業になりたいと思っています。